空歌応里~くうかおうり~

井の中の蛙のまま、つらつらと書くのです。 

かんもくエッセイ本2冊

『かんもくガール』と『かんもくって何?』という本を買ってみた。  

私はかんもくガール: しゃべりたいのにしゃべれない 場面緘黙症のなんかおかしな日常  かんもくって 何なの!?: しゃべれない日々を脱け出た私

 

 

……エッセイ本だと思うケド、一冊は発達障害の棚に、もう一冊はエッセイ本の棚にありました。本屋によっても違うのかも。

 

 

 

で、読んでみた感想。

うーん。うーん。2冊とも大まかな筋が一緒なので、2冊は必要なかったかも。

 

場面緘黙:かんもくとは?

::ある特定の状況や場面でまったく、もしくはほとんど話すことができなくなる症状。身体的に話せる機能と知識は有している。

(どのような状況でも全く話せない場合は全緘黙

 ここでは、『場面緘黙』を『かんもく』と表記してます。

 

 

この本をお勧めしない人 

この2冊を読んだ「かんもく児を持つ親」は自分が悪いんじゃないかと思うだろうな。

(アマゾンレビューにもそれらしき言葉があったような気が)

  なので、「かんもく児を持つことで苦しんでる親」にはお勧めしません。

もっとほかの本を読んだ方がいいです。

支援も何もなかった時代の事例を読んでも、参考になるものは少ないと思います。

今の支援がどの程度あるのかは知らないので 、何とも言えない部分もありますが…

 

また、大人になった現在かんもくに苦しんでいる人。

もしくは、かんもくの後遺症に苦しんでる人もお勧めしません。

大人のかんもく当事者(後遺症に苦しんでる人含め)に対しても得る知識はあまりありません。

運よく良い人に出会えたら(もちろん、出会うまでは努力や苦労をしてますが)、変わったというような話なので、益々凹む人がいそうな気がします。

 

お勧めする人。

とりあえず、かんもくを知りたい人。

ただし、これは一例に過ぎないという事を頭の隅にでも入れてください。

 

元かんもくだった人で、そーいえばこんな事があったなぁと笑える人。

または、ここは違うなぁと自分と比べて楽しめる人。

 

かんもくらしき人に関わって、あの時の対応はあれでよかったのかな?と思った人。

その事例が載ってるかどうかは分かりませんが、もしかしたら参考になるかもしれません。

 

2冊の共通点&大まかな筋

『かんもくガール』と『かんもくって何?』の共通点&大まかな筋

 

:入園前に不安感を自覚する

 

:母親は子供を責めるタイプ(子供の自信を奪う)

:両親の仲は悪い。

 

:周りからは都合よく使われる(もちろん、優しい人もいる。)

 

:習い事orバイトが続けられる。

 

:高校で普通に喋れるようになる。が、色々と問題勃発。

 

:社会人後の鬱。

 

:価値観や感性が合う人と出会う。

 

:自信を持って、好きな事をしている今。

 

大まかにこんな感じ。これだけだと、普通の人の人生だけど、かんもくに関するエピソード入り。(もちろん、かんもくとは関係ないエピソードも入ってる)

 

 

2冊とも『機能不全家庭で育っている』という事も共通している。

というか、2冊読んでどちらも原因が『機能不全家庭で育ったから』みたいになってると、かんもくの原因って家庭?と思いそうだなぁ。

……手に取りやすい漫画形式だから私も手に取ったけど、これだと『かんもくの原因は機能不全家庭』になってしまいそうだ。

『かんもくって何?』の方では所々に、『家庭だけが原因ではない』と書いてあるが、漫画だけを辿るとどう見てもそうは見えない。

 

2冊買うのならば、もう少しいろんな家庭背景とか、症状自覚時期の違いとか、周囲の対応の違いとか……いろんなものを比べてもみたかったのだけどほとんどが一緒です。

 

2冊の違い

 

 『かんもくガール』の方は習い事いっぱい楽しくやって、不登校にもなって……

と、自由さがあふれる。

『かんもくって何?』の方は暴力当たり前、子供からお金をせびる親。不登校という選択肢は無し。

自由って何?それおいしいの?状態。

 

同じような『機能不全家庭』ですが、「かんもくって何?」の方は家庭だけではなく学校もハードです。

 

『絵柄』もかなり違います。

『かんもくガール』の絵は可愛いです。内容もそこまで重くはありません。

子供時代のエピソードが多めです。

さらっと読みたい人にはこちらがお勧め。

 

『かんもくって何?』の方も表紙は可愛いのですが、中身は所々、ホラーです。怖いです。

内容も『かんもくガール』より重いです。

社会人になってからのエピソードが多め。

じっくり重さを感じたい人はこちらをどうぞ。

 

と言った感じでしょうか。

  

それはどうなのかな??と思った点

どうでもいいだろうけど、個人的に気になった点。

 

 

地方在住なので、『かんもくって何?』の「ド田舎感」にはうーん。と思った。

引っ越し先でいじめにあった理由っぽいのを書いた部分。

『田畑に囲まれたド田舎だからか 校風か』

……都会にいろんな人がいるように、田舎もいろんな人がいます。

いじめを平気でする人間の理由を田舎に求めないでください。

 

『かんもくって何?』に『Itと呼ばれた子』や『ビリー・ミリガン』がちらっと出てる。

私も読んだ。中学生ぐらいだったかな。忘れたけど、読んだ。わー。いっしょーー。

で、その次。

 

『親から虐待受けたり、いじめにあってないから、私は幸せ者だけど

この子の気持ちわかるなぁ』←↑矛盾に気が付かない。

 

の部分。。

矛盾なんてないと思うんだけどな。

一般的には『虐待にあってないけど、そんな子たちの気持ちが分かる』というのはある。想像力で共感してしまう事があるから。

ただ単に、『自分の境遇に気が付いてない』でいいんじゃなかろうかと思った。

 

 そんな感じでさらっと比べた感じでした。

 

……他にもいろいろ感想はあったけど、細かい部分は自分と照らし合わせて

後から書きたいと思います。